原付で行く西日本横断3333kmの旅 (2)

前回の記事に続き、今度は四国は高知からの旅路を綴ります。今回の西日本横断の旅は3つのエントリーに分ける予定なのですが、旅日程的にはこのエントリーでやっと全体の半分。果たして3つに収まるのか今から疑問です。(笑)

さて、3日目となる下道の旅ですが、早くも雨男パワーが効き出した様です。この日予定では四国の佐田岬から九州へ抜け、鹿児島の佐多岬(九州最南端)まで行く予定でした。かなりの移動距離になるので、深夜に出発する心構えだけはあったのですが、ピンポイントで九州南部だけ雨予報。正直悔しかったですが、こればっかりは逆らえないので急遽予定変更!当日は雨予報ではない四国をうろつき、移動は九州へ上陸するところまでになりました。3日目の移動軌跡はこちら!



なかなか怪しい動きをしています。(笑)本当は香川県へ行って本場の讃岐うどんを食べたかったのですが、どうしても行きたかった四国カルストへ立ち寄ることを考えると、時間的に厳しい(と言うか間に合うように移動すると、朝早すぎてお店が開いていない)ので、四国の南、四万十川へと向かいました。

そんな事情もあって、高知を発ったのは朝8時前。少しゆっくり出来て疲れも取れたでしょうか。大日程も崩れてしまったので、ここからは本当に行き当たりばったりの旅になります。

四万十川へは、後ほど北上することを考え南側からアプローチしました。川の下流の方は四万十市という栄えた街があり賑やかでしたが、北へ行くとどんどん山景色になって行き、気がつくとタイトル画像にあるような国道なのに細くてダート気味な道路になっていました。そしてこの写真の場所のすぐ先で、道路崩落の復旧工事中でまさかの通行止め…。自分が向かおうとしている場所へはここを通らないと行き着くことが出来ないので、非常に困りました。困って工事現場の人に聞いてみると、ここは時間指定で解放する予定があるとのこと。あと1時間くらいかなぁと言われたので、仕方なく待ちぼうけです。後から来た車数台も並んでいたので、そういうものなのでしょうか。とにかく多少の時間の犠牲で何とかなって助かりました。

九州が雨ということもあってか、四国も曇り気味であまり良いお天気ではありません。もう少し写真を撮ってくれば良かったなと後悔しているのですが、1枚だけ撮ってあったのがこちら。

四万十川と沈下橋

四万十川では有名らしいのですが、沈下橋という橋です。とても低い位置にありますね~。この橋、川が増水したら沈んでしまうから沈下橋というらしいです。掛かっていたのは車道以外殆どこのタイプの橋でした。

道路の解放待ちで時間をロスしてしまったので、四万十川を後にして四国カルストのある愛媛県へと急ぎます。焦りすぎて途中道を間違えて高知の方へ戻ってしまったのが地図を見ると分かると思います。(笑)気がついたら標識に高知って書いてあって焦りましたよ…。カルストが近づくにつれ道路は徐々に山道になっていきましたが、特に難無く到着!

四国カルスト県立自然公園

カルストと言えば山口県の秋吉台が有名ですが、ここ四国にもカルストはあります。(私は知らなかったですが…)

四国カルスト1

お天気がいまいちでしたが、緑の草と、白い石灰石の色合いが綺麗ですね~。

四国カルスト2

道路は山の尾根道を進んでいくのですが、牛が草をむしゃむしゃ食べているくらいで、平日と言うこともあってか人影も少なく本当にのどかな所でした。天気の良い日にもう一度行ってみたいですね~!

カルストを見たら四国山地を一気に降りて、四国最西端でもある愛媛県の佐田岬へ向かいます。道中は車がすれ違えないほどの幅で、さらに崖っぷちと言う山道が続いたのですが、80km/h位でワインディングを縫って走る50ccの原付(制限速度30km/h)が前を走っていて、何度も転倒しそうになりながらも悔しくてついて行ったお陰で、1時間のロスを何とか取り戻せたようです。(笑)しかしあの人はなんだったんだろう…。走り屋?ちなみにここでも最後の方で途中通行止めがあってひやっとしたのですが、こちらはさらに狭い道でしたが迂回路の案内があったので助かりました。

山を降り、国道に入った時には既に夕方になっていました。佐田岬の三崎港までは40kmくらいでしょうか。結構交通量が多く、1時間以上掛かりました。本来の趣旨では陸路で走り通すつもりだったのですが、時間と天候の都合で四国から九州へはフェリーを利用することに決めていました。地図を見てびっくりしたのですが、四国と九州って凄い近いんですね!フェリーでも90分ほどの航路です。

初めてのフェリー!私のバイクは原付扱いなので、料金も安く(自分とバイクで2000円位)ちょっと笑みがこぼれます。日の入りが17:45位で、17:30のフェリーに乗ったので、もしかして海上で日の入りが見えるかも?と期待をしたものの、佐田岬の鼻が以外と長く、太陽は岬の後ろへと沈んでいきました。

愛媛・九四フェリーからの夕焼け

この日も殆ど休憩を取っていない(お昼も食べていない)ので、フェリーでの移動中は睡眠を取る予定だったのですが、フェリーが甲板へ出られるようになっていたので、怖いモノ見たさで船の上へ上がってみました。佐田岬を超えてからなので日の入り後ですが、オーシャンビューをどうぞ!(笑)最初に写っているのが佐田岬、愛媛県の尖っている所の先端です。

30分もしないうちに辺りは真っ暗になってしまったので、客室へ戻り、ケータイでその日の温泉と寝床を探しました。そう、なぜか海の上でも電波が通じました。陸地が近いからなのかもしれませんが、ちょっとびっくり。そんなことをしているうちに気がつけば19時、大分県の佐賀関港へ到着していました。満月がお出迎え。あ~結局仮眠出来ませんでした。

大分・佐賀関港

さすがに空腹感が極限まで達していたので、ご当地グルメなんて探すこともなく牛丼チェーンへ駆け込み。(笑)

牛丼

東京や横浜なんかでは、牛丼屋は男が一人で行くところみたいなイメージがありますが、少し地方へ出ると普通のファミレスみたいな所が多いです。カウンター席もあるのですが、テーブル席も多く設置されていて、女性客は勿論、家族連れが多くて吃驚しました。

お腹もふくれて、待ちに待った温泉タイムです!本当は湯布院に行きたかったのですが、翌日南の方へ行きたかったので、ここは我慢して別府温泉へ。別府の街が想像以上に栄えていて驚きました。街全体温泉の香りがして、あちこちで湯煙が立っているいかにも温泉街って感じの所です。温泉に入りたかったのでテンションが上がります。(笑)

時間も遅かったのですが、深夜までやっている温泉を見つけたので駆け込みました。色々なお風呂があってなかなか良かったです。打たせ湯っていうのは初体験でしたが、周りの目を考えるとちょっと恥ずかしいかも…。(笑)

ひょうたん温泉

本当は温泉宿に1泊したかったのですが、翌日また深夜に出発するつもりだったので、チェックアウト時間のないネットカフェへ…。首やら腰やらあちこち痛くなるけれど、なんだかんだ便利なところです。そんなこんなで3日目はここで終了。長く短い一日でした。


4日目。走行軌跡はこちら。

実は九州へ来たらやりたいことがありました。それは水平線から昇る日の出を見ること!関東だと富士山から顔をだす日の出や、逆に富士山から見る日の出なんかが有名かもしれませんが、本当に何もない地球の表面、水平線から出る日の出を見てみたかったのです。勿論九州でなくても見られるのですが、日本地図をみると太陽の昇る東側に完全に何もないのはやはり九州!特に宮崎県や鹿児島県の東海岸は何も遮るものがありません。

3日目に九州地方が雨予報で無ければ、鹿児島のキャンプ場で目覚めと共に日の出を見ているはずだったのですが、ここは大分の別府。とにかく日の出までに南下しなければなりません。その日の日の出は6時15分頃。寝たのは夜22時を過ぎていましたから、寝る時間を考えるととてもじゃなく鹿児島までは行けません。せめて東側に何もない(四国の最南端より南に!)所へ行こうと、ネットカフェで日本地図とにらめっこしながら決めたのが、宮崎県の日向市。日向市からすぐ東の所に岬があるようなので、そこにスポットを当てて朝2時頃出発することになっていました。

ところが前日までの疲れからかまさかの寝坊!イヤホンでアラームを聞くようにしていたのですのが、寝返りでイヤホンが外れていたようです。(笑)一瞬諦めて二度寝しようかとも考えましたが、深夜なので道路状況が良ければ巻き返せるかも?と前向きに考えて急いで出発しました。朝3時頃、日の出まで後3時間です。

思っていたとおり道路は広くて走りやすく、通行量も少ないです。ただ山間部を通るので、ただでさえ街灯が無く非常に暗いところに、濃霧が発生し何も見えない状況での走行を余儀なくされました。しかもとっても寒い!そんな過酷な環境の中、陽の光を求めて走り続け、日向岬に着いたのはなんと朝6時!間に合った~!

調べておいた日の出スポットの日向岬グリーンパークへと向かいましたが、どうも自分の考えていた景色と違います。確かに山の頂上の様なところで景色も良く海もよく見えるのですが、まだ岬は続いていて、海の手前には陸地があるのです。自分が求めているのは海縁からの景色。そのこだわりはどこからくるのか分かりませんが、丁度目の当たりにした月の入りを見てから、日の出が見えるかも分からない岬の先端の方へ移動しました。日の出まであと10分…。苦渋の決断でした。

日向岬からの月の入り

地図の軌跡をみると分かるのですが、海の方へ向かうと、細島灯台という日向岬の灯台がありました。バイクでは入れないので、意を決して歩いて行くことに。日の出まであと5分です。時間がない!急いで走って行こうとするも、急な上り坂で息が上がってしまって全然進みません。(笑)疲れが溜まっているようです。それでも思ったより距離がなかったお陰で、日の出1分前に灯台へ到着しました。小さく可愛い灯台でしたが、特に閉鎖もされておらず眺めはなかなか。展望用の土台があったので、そこから日の出を望むことにしました。

今年は初日の出を見ていないので、なにげにこれが個人的な初日の出です。(笑)どこから出てくるか分からないものの、すでに紅く染まってきている箇所にカメラを構え、目を水平線に凝らします。日の出の時刻。瞬きをも惜しんで見つめて見るも、太陽は出てきません。遅刻か?!と訳の分からないつじつま合わせをしていても、一向に出てきません。日の出予定時刻から5分ほど過ぎたでしょうか、東と西を間違えたのかとケータイで方位を確認していたところ、もう一度水平線をみると既に太陽が昇っていました…。なんと初日の出を見逃しました。(笑)何というフェイント!

かなりショックでしたが、カメラを回していたので画面の中では一応日の出を見られました。よく見ていないとどこが日の出か分かりませんよ~!(フルスクリーンにして、1080pで見た方が良いかもしれません)

こうしてみると、どうやら水平線上に雲のようなもやがあって、少し上から出てきていたみたいですね~。水平線からの日の出を見たかったのですが、そんなオチが!でも、朝の潮風に吹かれながら見るお日様はとても気持ちが良く、大満足でした!そういえば結局手前に林がありましたね。(笑)島国のビーチとかじゃないと、なかなかそういったシチュエーションには巡り会えないのかもしれません。

でも、写真にすると余計なモノをカット出来るので、画像的にはOKです。(笑)太陽の左下に浮かぶ一艘の船が何とも言えない風情を醸し出してくれています。

日向岬からの日の出1

こちらは日の出後少し経ってから。少し歩いて場所を移動しています。シルエットを交えてみました。

日向岬からの日の出2

日の出も終わったので、灯台へ向かう途中に案内板があった馬ヶ背という柱状節理の断崖絶壁を見に行きました。

馬ヶ背

実際見に行ってみたのですが、ものすごく縦長…。一応縦向きの写真は撮ったのですが、ブログには横写真しか載せたくないので、仕方なく動画にしてみました。(笑)左右の断崖絶壁の間の狭い空間に、波が押し寄せていました。

実は日の出の動画でカメラの電池が切れてしまい、iPhoneで撮っています。バイクにUSB電源があるのでそれで充電できると思っていたのに、電圧と電流が安定しないのか繋いでもカメラ側で充電が始まりません…。保険で持ってきていたエネループでも同様で、専用ACアダプターでないと充電できないようです。充電できるものとアダプターも予備電池も持ってきていないし、これは困った!とりあえずバイクで充電出来るiPhoneをフル活用するしかありません。

日向岬には他にも、海が十字の形になっているクルスの海という場所もあったらしいのですが、うっかり見に行くのを忘れていたようです。残念!七転八倒でしたが、頑張ってここまで辿り着いて良かったです。ありがとう、日向岬!地の方と何度もすれ違いましたが、皆さんとても感じの良い方で、気持ちよく挨拶出来ました。いい所です。

日向灘

ちなみに特に何もないですが、上の場所の動画がこちら。朝の海と言う感じがすると思います。

朝7時半頃日向岬を後にするわけですが、夜福岡で友人と待ち合わせるにはまだ少し時間があります。どこか立ち寄り地はないかと模索したのですが、やはり南の方へ行ってみたい!と言う気持ちが強く、宮崎は日南海岸まで行ってみることに決めました。しかし…疲れがかなりピークに達していたのと、昔やっていたドラマの影響で九州のローカル線に乗ってみたかったので、タイトルに反してなんとここから電車の旅になります。(笑)日向岬からすぐの所に日向市という駅があったので、バイクを駅にとめ、電車に乗り込みます。行き先は、お昼に戻ってこれる範囲で一番遠いところ。移動時間だけで行けばぎりぎり鹿児島までは行けたはずなのですが、帰りの電車の待ち合わせ時間もあるので、日南海岸のある内海という駅まで乗ることになりました。

切符

首都圏だとなかなかみない額の切符ですよね。大体高額切符は大きいサイズになるので、ちょっと珍しいかもしれません。(都心から奥多摩の方へ行くと高くなりますが)日向市駅から南宮崎駅まで日豊本線、そこから日南線というローカル線へ入っていきます。運良く直通電車に乗れたのですが、2両編成で丁度平日朝のラッシュ時だったので、かなりの人口密度!首都圏のラッシュに比べたら何でもないですが、こんなに人がいるとは思いもしませんでした。南宮崎を過ぎると急に人もいなくなり、いよいよローカル線らしくなってきました。

畑の中を走る単線の電車。もちろん電化されておらず架線はありません。乗務員も運転士の一人だけで、中距離バスによくある後乗り前降りのワンマン運転です。憧れのローカル線にわくわくしつつも、海を眺めながら走っていたらあっという間に内海駅へ到着です。じゃーん!

内海駅

最初ホームのどこから降りていいのか分かりませんでしたよ。(笑)道らしきところがあったのでそこを辿っていくと、駅舎がありました。

内海駅舎

これはまた風情のある駅舎ですね!駅と言うよりは雨よけ、と言ったところでしょうか。無人駅なので電車が来ないと本当に寂しいです。ダイヤをみると1時間に1本来るか来ないかと言った感じ。よく考えたら単線なので、これ両方向でのダイヤなだったのでしょうか。乗り遅れたら大変そう…。

帰りの電車は1時間後。本当は海岸線で昼寝をする予定だったのですが、内海駅をおりたらやっぱり辺りを散策したくなってしまい、隣の小内海駅まで歩くことにしました。歩くと行っても、一駅結構あるんですね!3kmくらいでしょうか。しかもここは南国。とっても暑い!朝まで寒くて凍えていたというのに、真夏の暑さです。思わず着込んでいた服を3枚脱ぎました。(4枚も着ていました。笑)暑さに堪えながら歩いて行くと、日南海岸国定公園と言う標識が姿を現しました。逆光で白飛びしてしまっているのですが、こんな所です。(東側なので仕方ないです)

日南海岸

だぁれも居ません!贅沢な限りですね~。この少し先には有名な鬼の洗濯板という海岸があります。

鬼の洗濯板

私も初めて見たのですが、自然に出来たものと考えると、面白いですね~。波状岩と言うらしいです。降りていけば洗濯板の上を歩けるらしいのですが、時間もあまりなかったので諦め。それより暑すぎて脱水症状気味だったので、自販機を探すのに必死でした。(笑)

日南海岸の様子を移した動画があるのでどうぞ!相変わらずiPhoneが活躍中です。

さて、帰りの電車には絶対に乗り遅れられないので、飲み物を片手に駅舎で待つことにしました。ところが駅の側まで来てびっくり…。入り口が見当たらないんです。地図には載っているのに、どこだ?!10分ほど辺りをうろついてやっと見つけた入り口は、草が生い茂っていてまるでトトロの森の入り口のよう。(笑)そして驚くのはこれだけではありません。内海駅とは違って小内海駅は駅舎とホームが一体になっているのですが、その駅がこんな感じなのです。

小内海駅

あれ、廃線に紛れ込んだか?!と本気で思いましたが、ダイヤを見てみるとケータイで調べたものと同じ。どうやらここで合っているようです。(ちなみに入り口は写真の左方向へ階段で降りるように繋がっています)

半信半疑のまま電車を待つこと15分。暑さも少し和らいだ時に、電車がやってきました。線路を伝う電車の音が聞こえてきたときは、安堵を覚えました。(笑)

日南線

やってきたのは1両編成(編成してない・笑)のディーゼルカー。一時代前な感じの車両がカッコイイ!直通電車ではなかったのと時間がぎりぎりだったので、南宮崎からは特急に乗り換えて日向市まで帰りました。特急電車はロマンスカーの様な客席からの展望が良い車両で、空いていたので一番前に乗車。ローカル線の車窓を存分に楽しめました。電車の旅も楽しいですね~。今度やってみようかな…。

結局ワクワクドキドキの電車の旅になってしまい仮眠も取れずあまり休めなかったのですが、夜の約束もあるので昼食は食べずにバイクに跨がります。次に向かうは高千穂峡!九州では有名なパワースポットらしく、福岡の友人に教えて貰って向かうことになりました。

ついてみると、峡というだけあって山と谷が多い!そのコントラストがとてもよかったです。さらには至る所に巨大な橋があって、その存在感から異世界に来た感じがしました。アーチ式の橋では日本最大級のものも数多くあるようです。高さ150mとか200mとか橋のスペックが書いてあるのですが、想像するだけで足が竦みます…。

高千穂・アーチ橋

高千穂という名の付く所は辺り一帯綺麗な所なのですが、一応『高千穂峡』という場所があるらしいのでちょっとだけ足を運んでみました。

高千穂峡

人が沢山いて写真はあまり撮りませんでしたが、水と緑が織りなす綺麗な所でした。例えるなら、仙人が居そうな感じの場所ですね。(笑)涼しくて気持ちが良かったです。

カマキリと高千穂峡

神々の里と称されるのも納得出来てしまうくらい、何かが違う、不思議な所でした。またいつか行ってみたいですね~。

鯉

高千穂を後にすると、阿蘇へと向かいます。カルデラで有名な阿蘇山。中へ降りられるし是非行ってみようと思っていたのですが、軌跡を見れば分かるとおり見事にカルデラ部分を迂回してしまいました。(笑)途中の分岐で、『阿蘇山頂→』と書いてあったところがあったのですが、まさかそこがカルデラの内部へ入る道だったとは…。山頂へいって行き止まりの道だと勘違いしてしまったようです。残念~!

カルデラには入れませんでしたが、外輪でも牛が放牧されており、自然豊かな阿蘇を感じ取ることが出来ました。

阿蘇山

阿蘇を超え大分→福岡へと降りる途中に、これまた友人に教えて貰った大観峰という絶景スポットがあったので、こちらも寄ってみました。ここもまた不思議なところで、高原なのですが山の様な起伏があまりなく、ケーキの上にいるかのような所でした。逆光で写真が全然撮れなかったのですが、雰囲気は伝わるでしょうか…。

大観峰

平らな尾根が見えると思いますが、ススキのようなふさふさな草が生えており、大草原!って感じの地面なのでとても綺麗でした。写真的には残念ですが、逆にこの光が反射している感じがよかった気もします。

大観峰を見たら、福岡・博多へと急ぎます。序盤は良かったのですが、福岡県へ入った辺りから急に交通量が増え、更に都市部へ入るとなかなかの渋滞っぷり!バイクと言えど渋滞に巻き込まれればやはり遅くなります。友人には30分待ち合わせ時刻を遅らせてもらい、博多・天神へ着いたのは19時過ぎ。とりあえず想像以上の大都会にビビりました。これ横浜なんかより大きいんじゃないかと本気で思いましたね。(笑)やっぱり道路が広いのはうらやましいです。急いでバイクを止める場所を探し、漸く友人と落ち合うことに…。

何年ぶりかの再会になるので、「あれ、この人かな」ってすぐには声を掛けてくれなかった(そんなに変わったのか?!)のですが、無事に合流し、地で有名なもつ鍋を食べにとお店を案内してもらいました。電池がなかったのもありますが、話に夢中で写真をとるのを忘れてしまった!!もつ鍋美味しかったです。(笑)友人曰く、博多と言えば明太子とラーメンと言われがちだけれど、本当はもつ鍋と水炊きが有名なんだそうです。今度いった時は水炊きを頂くことにします!

そんな訳ですっかり酔ってしまった(飲んでしまった…)ので、0時で閉まる駐輪場へバイクを取りに行き、手押しで他の駐輪場まで移動…。その後友人と別れ、こんな深夜に泊まるところがないので最近恒例のネットカフェに…。(笑)計画性がなさ過ぎるけれど、それが醍醐味なのでよしとします。なにせ一日中移動しているので、内容盛り沢山。細かいことまで全て書けないのが悔しいですが、こんな感じで4日目は終了!


いよいよ旅も後半戦へと差し掛かりますが、続きは次のエントリーにバトンタッチです!