SONY α7 II + Zeiss Batis 2/25

初めて手にしたレンズ交換式のデジカメ「Ricoh GXR + MOUNT A12」を買ってから早5年目。単焦点のマニュアルレンズしか使っていなかったこともあり、ステップアップする中でより綺麗な写真を撮りたいと思う気持ちが強くなりました。

綺麗な写真を撮るのに一番影響がありそうなのが、センサーサイズ。GXRはAPS-Cサイズでしたから、35mmフルサイズのカメラにすることで画質が向上することは容易に考えられました。しかし、フルサイズのカメラは本体のサイズも大きくなります。GXRのサイズに慣れてしまった私には、画質が良くなったことを考えても、どうしてもデメリットの方が大きく感じられてしまったのです。

GXRを使い始めて2年ほどした頃、当時SONYのα7シリーズという小型ボディにフルサイズセンサーを搭載した夢の様なカメラが発売されました。特にGXR MOUNT A12と同じローパスレスのフルサイズセンサーを使用したα7Rには惹かれ、本気で購入を考えたのですが、私が持っていたMマウントの広角レンズを使用すると、かなり酷いマゼンタ被りを起こすことが分かり、これまた踏みとどまる結果となってしまいました。

こうしてGXRを使い続けて5年、いつの間にかα7シリーズも次世代になり、IIが着くシリーズではセンサーの入射角がシビアでもほとんど色被りしなくなりました。タイミングもあり購入が少し遅くなってしまったのですが、今まで足かせになっていた要因がほとんど無くなったので、ついにメインのカメラを買い換えることにしました。

買ったのは、SONY α7 II(ILCE-7M2)と、ツァイスのBatis 2/25(F2/25mm)です。初めはMマウントレンズを使っていたのですが、色被りはないものの微妙にケラレが発生してしまい、思い切ってレンズも交換する事に・・・(笑)結局一式変える事になったのですが、Batis自体はFEマウント専用の新しいレンズなので、購入タイミングは今で良かったなと思います。本当はローパスレスのα7R IIが欲しかったのですが、前世代のα7Rと比べると価格が一気に跳ね上がってしまったため、まずは無印のα7 IIを使ってから検討する事にしました。

天候に恵まれず屋外ではまだ1度しか撮影できていないのですが、今のところ条件がバラバラでも各々が高画質に撮れています。さすがフルサイズと言った感じです!ただ解像感においてはGXRとあまり変わらない気もするので、その辺りはローパスフィルターが関係している気がしてなりません。(早くもα7R IIが欲しくなってしまっていないか不安です。笑)

一枚だけJPG撮って出しの作例を貼っておきます。

Nature Layers (6000×4000/12.3MB)

ISO100|F2.0|1/1600sec|JPG|画像クリックで実寸

レンズの方は評判だけで購入を決めたのですが、使ってみた感じとても性能が良いです!初めてのツァイスだったのですが、お気に入りの1本になりそうです。まず周辺光量・収差が殆ど無い。それだけでなく、絞り量に関わらず解像度・色収差が均一!前者も重要な事ですが、特に後者には驚きました。今まではシャープに写るF値をレンズごとに記憶していたのですが、この1本に関してはそう言った事にこだわらず使用したい条件で撮影ができそうです。広角なのでそこまでボケさせることもないですが、被写界深度が浅ければ開放にして光量を稼げるし、逆に十分に光量があれば、絞ってパンフォーカスでも使えそうです。レンズ自体にはDistagonの刻銘があるので、光学設計はDistagonの様ですね。

これから色々な写真を撮り比べてみようと思います。今の所弱点はバッテリー持ちの悪さかな。(α7R IIはUSB給電出来るらしい・・・ぐぐぐ!笑)