最後の地へ〜南ぬ島、沖縄6日間の軌跡〜
以前のエントリーにも書きましたが、日本47都道府県で最後の地、沖縄へ行ってきました。沖縄に行くなら是非離島にも行きたいと思っていたこともあり、本島と石垣島の合わせて6日間の長旅となりました。季節的には10月半ばということもあり夏の終わり頃になりますが、本土とは懸け離れた南国情緒を感じてくることが出来ました!今回はエントリーを分割していないので、ちょっと長文です!
1日目〜3日目のルートはこちらです。(本島編)
初日は羽田空港から那覇空港へと飛行機で飛んだのですが、実は出発2日前に沖縄に巨大台風が上陸し、一時は空港が閉鎖されていたほどでした。上陸後も速度が上がらず東シナ海に停滞しており、当日飛行機が飛ぶのか非常に不安にしていました。雨風強い中、結果的に飛行機は飛んだのですが、最終的に九州・四国・本州と日本列島を横断する形で台風が移動したので、タイミングが悪かったら飛行機は飛ばなかったと思うと、非常にラッキーだったと思います。(出発前数日間はもうダメだ、全部キャンセルだ、と何度も嘆きましたが。笑)
#ちなみに2014年はWikiにも載るほどの強烈なカテゴリー5のスーパータイフーンが2つ日本に上陸しているのですが、四国旅行の時(台風11号→四国に上陸)と今回の沖縄旅行の時(台風19号→沖縄に上陸)とまさか両方にスーパータイフーンがヒットするとは、我ながら何か持ってるんじゃないかと怖くなりました。(笑)
さて、初日は台風に怯えながらも羽田空港6時過ぎの飛行機に乗ります。こんなに早い飛行機に乗るのは初めてです。(笑)連休最終日だったので混んでいないか不安だったのですが、流石に早朝だったせいかすんなりとチェックイン出来、那覇空港へ着いたのは9時過ぎごろ。飛行機が少し遅れていたのですが、予約していたレンタカーの送迎バスに乗ってまずは足となる車を入手。沖縄ってレンタカーが安いのでびっくりしました。免責など全て込みで1日2900円!しかも運が良かったのか用意されていたのはハイブリッド車のアクアでした。関東で同じ車を借りたら2.5倍くらいしますね〜。
早速車に乗り込み、予定していた本島巡りを開始します。最初に向かったのは万座毛。まだ巨大台風の雲がかかっており天気は思わしくない状態だったので、海沿いはやめようかと思っていたのですが、せっかく来たのでと寄ってみましたが・・・。
写真では伝わりませんが、車から外に出ると想像を遥かに超えた物凄い突風に打たれました。飛ばされるのではないかと自然と低姿勢になってしまうほど。もちろん海は大荒れです。CMなんかでやっている綺麗な海のイメージしかなかったので、まさかこんなになっているとは思いませんでした。
その後本島の西海岸沿いを北上し、途中道の駅で沖縄そばを食しました。「沖縄そばとソーキそばって何が違うんだろう?」「ソーキそばは食べたことあるから沖縄そばにしよう!」と思って沖縄そばを頼んだのですが、味が同じでびっくり。調べてみると沖縄そばに入っているラフティ(豚肉)が骨付きのリブになっているものがソーキそばなんですって。知りませんでした。(笑)
さて、お昼になっても天候が回復する気配はなく、流石にこの日はもうダメだと悟り、海沿いの目的地は全てルートから外しました。そして次に選んだ目的地はこちら。
屋内で海の生き物が見られるところ、美ら海水族館です。美ら海水族館は実は海洋博公園という大きな敷地内の一部にある施設で、偶然車を止めたところからは暫く歩いたところにありました。晴れていたら公園内を散歩したかったのですが、まっすぐ歩けないほどの風の中だったので、そそくさと水族館の中へ・・・。
水族館は数えるくらいしか行ったことがないのですが、建物内の通路も広く、観光客が多い割にゆったりと見ることが出来ました。南の方にしか生息していないこんなカワイイクラゲなんかもいました。
そして目玉がこれ、巨大水槽です。私は世界一と聞いたのですが、調べると日本では第一位ですが、世界では第三位みたいです。しかし透明なせいか奥行き感がよくわからずあまり大きな感じはしませんでしたが、魚の数をざっと数えてみると、その数の多さから大きさを感じることが出来ました。
水族館で魚をたっぷりと堪能すると、さらに北へと向かいます。次の目的地は、古宇利島です。テレビなんかでも時々特集されているのを見かけます。生憎のお天気でしたが、有名な橋を通って上陸します。前を走っているのがゴミ収集車なのはご愛嬌。(笑)
島に渡ってすぐのところにビーチがあったので、車を止めて外の様子を伺うと少し風が収まった様子!これはチャンスと思い、思い切って波打ち際まで歩いてみました。
空は灰色ですが、海は綺麗な水色。晴れていたら最高なんだろうなと妄想しながら、ビーチを後にします。駐車場のすぐそばでアイスクリームを売っていたのですが、うっかり晴れているところを妄想した頭のまま自然にアイスを注文してしまいました。(笑)ブルーシールというチェーン店らしいのですが、沖縄中あちらこちらにあるみたいです。
体もすっかり冷え、天候もすぐれないことから、本当は行く予定だった本島最北端には行かずそのまま高速道路を使って那覇へ戻り、レンタカーを返して早めにホテルにチェックインしました。夕食は特に決めていなかったので、沖縄料理を食べに居酒屋レストラン的なところへ徒歩で。
写真には全て写っていませんが、何やら大量に頼んでしまい初日にしてそれらしい沖縄料理はほとんど食べてしまった感じでした。(笑)一番美味しかったのは・・・ビールですかね。(笑)
こうして1日目は終了。とにかくずっと無事に飛行機が飛んだことを良かったなと思い返していた一日でした。
2日目。朝起きてみると少し雲がある程度で外は晴れ!風もほとんど無く昨日までの悪天候が嘘のようです。この日はこの旅で一番楽しみにしていた慶良間諸島へ行く日。慶良間ではシュノーケリングをやる予定です。
朝9時の船に乗るべく6時に起き水着を着て、7時には朝食を食べ、歩いてフェリーターミナルへ向かいます。道中すでに紫外線がジリジリと肌にしみ、やっぱり沖縄の太陽は全然違うな、そして晴れて良かったなと気分上々で8時半に「とまりん」に到着するやいなやまさかの出来事が!なんと船が欠航になっていました。(笑)台風の後は暫く高波が続くそうで、この日は終日欠航。天気が良いだけにまさかの事態です。その場で暫く放心状態になってしまいましたが、仕方ないのでプラン変更です。結局この日はレンタカーを手配していなかったので、ゆいレールでいける首里城を観光することに。
ここで一度ホテルに荷物を置きに戻ったのですが、ここで更なるトラブルが発生!海に行く前提で、貴重品を入れた旅行カバンをうっかりインロック(鍵を中に入れたまま施錠)してしまっていたのです。鍵屋を呼ぶとそれなりのお金が掛かるし、一時はカバンを切り開いて鍵を出そうかとも考えたのですが、今後の事を考えて自力で開けることにしました。ホテルのそばの文房具屋にクリップを買いに行ってピッキングを試みたのですが、錠前が古いせいなのか下手なのか開く気配が全くなく、諦めて金鋸で切り開けることを決意!首里城の帰りに金鋸をおいていそうなホームセンターを見つけたのでそれに全てを託すことにしてホテルを出発しました。次からダイヤル式にしようと心に決めました。(笑)
そんなこんなで心落ち着かぬままゆいレールの一日乗車券を購入し、首里城へと向かいます。
首里城に着いて少し歩くと、いきなりクレーン車が見えてびっくり。ここも何も調べずに来てしまったのですが、首里城は今もなお復元途中なんですね〜。時間をかけて、少しずつ昔の姿に戻しているようです。それにしてもこんなに高台にあるとは、思ってもみませんでした。やはりお城は高い所から下界を見下ろせることが重要なのかもしれませんね。
建物は思っていたよりも控えめな赤で、中国や韓国の寺院より地味ですが、私は日本らしくていいなと思いました。内部もかなり広く、復元されたものと言うこともあってかとても綺麗でした。
お昼は首里城にあったレストランに入り、今度はソーキそば(!)とタコライスを注文。味は本土で食べるのとそう変わりありませんが、場所が場所だけに雰囲気は感じられます。
こうして首里城を後にすると、急に現実に戻り、鍵をこじ開けるための金鋸を買いにホームセンター目指して歩きます。(笑)ゆいレールで3〜4駅行ったところが最寄りだったのですが、歩いた方が早そうだったので沖縄の地を感じがてら路地道をてくてくと進みます。やはり門扉にはどこにもシーサーが居て、民家の屋根は低く風を受けづらい形状になっていて、沖縄らしい風景でした。それにしても日差しが強い!
ホームセンターで無事に金鋸を手に出来たので、ホテルに戻って真っ先に鍵を切り出します。ところが思っていたよりも頑丈で、切れども切れども鋸が入っていきません。でも少しずつ削れているのは確認できたので、長期戦になりますが続けていれば開けられそうです。ピッキングの奮闘でかなり疲れているところに、これから長丁場があると思うと重荷でしたが、やるしかないとひたすら手を動かすこと1時間強。最後の「ピキッ」と言う金属が折れた音が聞こえた時は、「やったぁー!!」と思わず声に出してしまうほどの達成感でした。(笑)本当に今こうして書くとただのおバカなんですが、いい経験になりました。次から気をつけることにします。
気づけば外はすっかり夜になっていました。夕飯の時間な訳ですが、鍵が開いたので今日は宴じゃと言う謎のノリで(笑)、沖縄名物アグー豚のしゃぶしゃぶを食べることに!予約もしていませんでしたが、飛び込みでなんとか入ることができました。(観光客に人気で殆ど予約で埋まっているみたいでした)
普通の豚と紅芋を食べた豚の食べ比べなんかもしてみましたが、実際紅芋を食べた豚はほんのり甘みがあって、美味でした。(比べないと分からないと思いますが)お店の人に勧めてもらった泡盛も美味しく、すっかり泡盛を気に入ってしまいました。
夕食後、ホテルに戻る前に有名な国際通りに立ち寄りました。平日の夜と言う事もあってかそんなに人影はありませんでしたが、お土産屋さんなどがまっすぐに立ち並ぶ商店街でした。
国際通りを走破するとクタクタになっていたので、ゆいレールでホテルへ戻ります。こうして鍵開けに追われた2日目が終了です。ちなみにホテルは「ロコアナハ」というところに2泊しましたが、料金が安いのに清潔感のある綺麗なホテルでまた利用したいなと思っています。
あくる3日目。荷物をまとめて8時頃ホテルを出発。レンタカーを借りて今度は本当の南側をまわります。借りた車はこちら。
そう、電気自動車のリーフです。実は以前レンタカーをした時にリーフの1日無料レンタル券をもらったのですが、あいにくこの日は無料枠が予約で一杯とのことで、それなら普通に借りてしまおうと、初体験を兼ねてレンタルしてみました。長距離は走れませんが、航続距離以外は乗用車となんら変わらないですね。運転フィーリングも加速感も、車体を考えると1500ccくらいのイメージです。航続距離が伸びたらかなり良いと思います。
さて、そんなリーフに乗って最初に向かったのは、世界文化遺産でもある斎場御嶽(せーふぁうたき)です。琉球で一番の聖地らしいです。駐車場に着くと、最初に目に飛び込んだのはこの看板。
ここ、後で調べてみると聖地である斎場御嶽と神の島と言われる久高島が両手に入る場所だそうで、それで幸せの架け橋なるものがあったそうです。台風で壊れてしまったらしく、天気の良さを考えるとあまり想像がつきませんでした。この日は本当に天気に恵まれ、やっと南国の海を見ることが出来ました。
駐車場から歩いて斎場御嶽に向かうと、それらしきモニュメントと建屋が見えてきました。斎場御嶽の入口で、資料館が併設されているようです。資料館で簡単な説明のビデオを鑑賞すると、入口とは別のとこから外に出て、そこから斎場御嶽へと歩いていく仕組みになっていました。
斎場御嶽は祈りをする神聖な場で自然一杯な林の中にあります。資料館で言われた通り道中は倒木など台風でかなり荒れていましたが、奥の方は手入れされているのか綺麗でした。実際に祈りを観れるわけではないので想像がつきませんが、地の人に非常に大切に守られているとのことでした。(祈祷場は岩の台座の様なところにあります)
斎場御嶽を後にし、次はそばにあったニライ橋・カナイ橋へ向かいました。ここは海が綺麗に見えるスポットとのこと。なんとなく海を見るなら山側から行かないとよく見えないかなとちょっと迂回をして現地に行ったのですが、これで正しかったようです。小高い橋の上から蒼い海を見下ろすことができました。ここで駐車できないのが残念ですが、徐行して海を堪能できました。しかしどこからどこまでがニライ橋で、カナイ橋だったのかはイマイチ分かりませんでした。(笑)
その後国道331号で更に南下し、平和祈念公園→ひめゆりの塔→平和の塔へと順にまわりました。実は沖縄戦のことをほとんど知らずに行ったのですが、現地で色々な資料を見て、そんなことがあったのか、と考えてしまいました。やはり戦争は教訓にしなければいけませんね。
特に平和祈念公園は今でもなお追記されている戦没者の名が刻まれた石碑がズラッと並んでいて、その数に驚き、印象深かったです。
さて、いよいよ本島にもお別れです。最後に、那覇空港に着陸するときに飛行機がよく見えそうだなと目を付けていた瀬長島に寄ってみました。
目と鼻の先の距離でジェット機が通過していきます!こうしてみると那覇空港もかなり離発着が多い空港なんだなと実感します。よく見ると、自衛隊の戦闘機も混じっているのですね〜。
空港へ着くと昼食をとっていないことに気がつき、チェックインした後急いで空港のレストランで食事を済ませました。直ぐ出来そうなカレーを注文し、15分でかきこみます。(笑)
無事に飛行機に搭乗し、向かう先は石垣島。慶良間には行けませんでしたので、沖縄初の離島です。天気も好転しているので期待が高まるなか、飛行機は雲の上を順調に飛んでいきます。
石垣島に到着したのは午後5時頃。実は上の写真にも写っていますが、生まれて初めてプロペラ機に乗ってみました。那覇-石垣線では一日一本しか飛んでいません。しかも小さくて20人程度しか乗れませんず、CAさんも一人だけです。小さい飛行機なので揺れるのが醍醐味かと思って期待していたんですが、気流も安定していて全く揺れることなく着いてしまいました。(笑)ちなみにボンバルディアというメーカーのこんな飛行機です。ジェット機もスマートなスタイルですが、プロペラ機はそれらしさがあってかっこいいですね〜。
こうして新石垣島空港に到着!本島では「めんそ〜れ」だったのが、こちらに来ると「お〜りと〜り」に変わっていました。どちらも「いらっしゃい」の意味です。ちなみに宮古島は「んみゃ〜ち」と言うらしいです。こんがらがりそうです。(笑)
石垣島は本島以上に移動手段が限られるので、あらかじめ手配しておいたレンタカーの送迎バスに乗って車を取りに行き、そのままレンタカーでホテルへ。ホテルで一息ついた後、沖縄料理にちょっと飽きてきていたので、夕食にはなぜかアメリカンなガッツリのお店でバジルチキンを頂きました。とにかく量が多くて苦しかったのが良い思い出です。(笑)
4日目、いよいよ石垣島での旅が始まります。4日目〜6日目のルートはこちら。(石垣島編)
石垣島初日は、スキューバダイビングです。沖縄に来たら絶対やりたいと思っていたことの一つなので、非常に楽しみにしていました。前日の夜に、台風の高波の影響で予定していたところには行けないと連絡がありましたが、それでも海に潜れるだけでワクワクします!
朝7時に朝食を食べ、7時20分にホテルを出発!集合場所が石垣島の北の方だったので、南の方に泊まっている私は朝早くに出なければなりません。片道20km以上あったと思います。道が空いていて思っていたより早く着いたので、そばにあった玉取崎展望台へ寄り、今日潜る海をしっかり目に焼き付けてからダイビングショップへ行きました。
ダイビングで深く潜るにはライセンスが必要なのですが、私は初めてなのでまだ持っていません。普通の体験ダイビングでは5mまでしか潜ることが出来ず、海のほんの一部を感じることしか出来ません。そこで今回は1本目に体験ダイビングと一緒に基礎的なことを学び、2本目でもう少し深く(12mくらい)まで潜らせてもらえるというコースを予約しました。ショップでウエットスーツを着て、船まではトラックの荷台に乗って移動しました。
港に着くと船に乗り、そこで呼吸の仕方や基本的なダイビングの知識を学習し、1本目のダイビングポイントへ移動します。あくまで体験ダイビングですので、インストラクターの方がついて、水中ではハンドサインやサインボードを使ってフォローをしてくれます。こうして5m程度の海へダイビング!
海底は死んだサンゴの山でした。これが時間をかけて崩れて、白い砂になるそう。よく見るとまばらに魚も泳いでいます。なにより水が綺麗なことに驚きを隠せません。とは言っても水中でボンベの管を咥えているので喋るわけにも行かないのですが。(笑)
こうして1度目のダイビングを終え、小休止をして間もなく2本目のダイビングへ。前日言われていた通り沖に出ることは出来ないので、マンタなんかには会えないのが非常に残念なのですが、今度はもう少し深いところへ潜れるので魚も多く見ることが出来ます。
水中でインストラクターの方が魚の名前をボードに書いて教えてくれるのですが、何一つ覚えられませんでした。(笑)小さな魚の大群から中くらいの魚まで、熱帯魚らしいカラーの綺麗な魚を見ることが出来ました。ニモで有名なカクレクマノミにも出会うことが出来ました。
1回のダイビングでは4〜50分ほど潜っているのですが、とにかく時間が過ぎるのが早い!体感15分くらいに感じます。それだけ楽しいことなんだと思います。ダイビングだけの為でも良いので、また来たいなと思いました。
こうして楽しいダイビングが終わったのはショップでお昼ご飯を食べて昼過ぎごろ。予定では夕方まで掛かるはずだったのですが、沖まで行かなかったことで早めに終わったそうです。せっかく天気が良いので、石垣島の最北端、平久保崎へ行くことにしました。石垣島は本当に海が綺麗です。道中の景色も息を飲むほど。この青はサンゴが作る海底の地質も関係しているんだそう。よく見ると海全部が蒼い訳ではなく、浅かったりサンゴがいそうなところだけ鮮やかなブルーをしています。あまりの良い天気に、思わず平久保崎の駐車場に来ていたブルーシールの移動販売車でアイスを買ってしまいました。(笑)
大きいサイズの写真は以下からダウンロードできます。
平久保崎を後にし、次に向かったのは石垣島の観光地としては有名な川平湾です。川平湾のビーチ(?)についてまず思ったのは砂の綺麗さ!足元を見て思わず写真を撮ってしまいました。
砂のきめ細かさや白さなど、本当に綺麗です。恐らく他のビーチにも綺麗なところは沢山あると思いますが、なにより観光地で人の出入りが多いのに、ゴミがないことに驚きです。人がいなければ寝転んでいましたね。(笑)そしてこの海の風景です!
大きいサイズの写真は以下からダウンロードできます。
川平湾ではグラスボートにも乗ってみました。ダイビングした後だったので感動は少し薄れてしまいましたが、船の底からは今回のダイビングではあまり見られなかったサンゴがよく見え、魚も沢山見つけることが出来ました。ちなみにグラスボートが出るまでに待ち時間があったのと、予約をしてあったのに満員になってしまって次の次の便まで乗れなかったこともあり、川平湾には2時間近くいたのですが、全く飽きません。結局グラスボートから降りてもしばらくビーチでうろうろしていたら、グラスボートの最終便も終わり、気がつけば辺りには誰もいなくなっていました。気に入りすぎですね。(笑)
いざ車を出そうとした時、辺りが暗くなり始めていたので、ふと夕日が見られるのではないかと気がつきました。ネットで色々調べてみると、石垣島は北のほうに行かないとこの時期の夕日は西表島に沈むそうです。せっかくなら海に沈む夕日を見たい!しかし日没までの時間を考えても、帰りのことを考えても、あまり遠くには行けません。結局海に沈む夕日は諦め、すぐそばの川平石崎で西表島に沈む夕日を見ることにしました。日没ちょっと前までは太陽が見えていたのですが、結局日が沈む直前に雲がかかり、西表島に沈んでいく夕日は見られませんでしたが、南の島の夕焼けを見ることが出来ました。
日没までの時間を利用して、iPhoneでタイムラプス動画を撮ってみました。車の屋根にマウントして撮っているのですが、風が強くて時々ブレるのと、露出を固定していなかったので日の入り後の周囲の暗くなり方が不自然になってしまいました。(笑)
日が沈み辺りがすっかり暗くなったところで、夕食を食べにホテルの方へ向かいます。この日の夕食は、石垣牛の焼肉です!ダイビングの時一緒になった夫婦にオススメされて気になってしまったので、急遽行くことに決めました。どこも予約でいっぱいと聞いていたのですが、少し時間をずらすことで運良く飛び込むことが出来ました。
連日食べすぎですが、ダイビングで体を動かした後だったのでとても美味しくいただきました。こうして4日目は終了です。
5日目。この日は石垣島から離島へ向かいます。直前まで波照間島と迷っていたのですが、実質自由に行動できる最後の日になるので、ゆっくりしようと隣の竹富島へ行くことになりました。竹富島へは小型船が出ているのですが、観光客が多いのか30分に1便出ているので非常に利便性が高いです。
連日朝早かったので、この日は少しゆっくり目でホテルを出たのは10時半頃。11時の船で竹富島へ渡ります。
竹富島へつくと、送迎の車が沢山並んでいました。なんだろうと思って近寄ってみると、レンタサイクルショップの人たちでした。なるほど、自転車を借りるのに車で迎えに来てくれるんですね。(笑)竹富島では自転車か水牛車、または徒歩が主な移動手段になるのですが、小回りの効きそうな自転車を借りる予定だったので、適当なショップのところにいって乗せていただきました。
自転車を借りて最初に向かったのは、アイヤル浜。特に下調べもしていなかったので、適当に走っていたらついた浜です。(笑)なんと、こんなに綺麗なビーチなのに、誰もいません!
そしてアイヤル浜にはよく見ると波打ち際にヤドカリが沢山いました。ビーチ自体にあまり行っていないからかもしれませんが、ヤドカリの存在を忘れていたくらい久しぶりに見ました。
大きいサイズの写真は以下からダウンロードできます。
The Hermit Crab Kingdom (3264×2040)
それにしても誰もいないと言うのは素晴らしいです。完全にプライベートビーチのよう。雲が切れると海も蒼くなり、急に南国のビーチが現れます。
誰もいないのでそっとビーチに寝そべり、しばらく日光浴をしたところで、集落の方へ引き返します。竹富島は昔からある民族集落が今もそのまま形を残しているところなのですが、集落の付近は道路も特に舗装されていなくて、こんな砂浜のような路地が碁盤の目状になっています。
そしてこの碁盤の目の中で、行列のできているお店を発見。そこまで待ちそうでもなかったのと、他にお店が見当たらなかったのでここで昼食を食べることにしました。注文したのは、八重山そばとじゅーしーと言う炊き込みご飯。八重山そばは沖縄そばに似ていますが、麺の食感が違ってうどんに近かったのと、ここのお店だからなのか出汁もさっぱりしていて美味しかったです。じゅーしーも鶏肉の旨みが出ていて美味!ちなみにこのお店にあった「ぴぃやし」と言う香辛料が、独特の香りと旨味があって気に入ってしまい、後ほど3つも買って帰ることになりました。(笑)
お腹が膨れたところで、この日は実は海に入る用意をしていたので、竹富島で唯一遊泳が許可されているコンドイビーチへ向かいます。ここは沖縄、いや八重山地方でもトップを争うほどの綺麗なビーチだとのこと。とても期待して行ったのですが、午後から分厚い雲が・・・。(笑)この日は大きな雲が多い様です。
10月半ばでしたが、海に入っている人もチラホラ。水温も寒くない程度です。早速海に入ってみたのですが、水がとてもキレイ!そして海底が綺麗な白い砂です。そして遠浅の海!少し沖の方に行くと一度深くなった水深が再び浅くなり、離れ浜になっているところがあったのですが、まだ台風の影響なのか流れが少し強かったため、念のため腰までの深さで諦めました。(胸ぐらいまで浸かれば行けたみたいでした)是非また別の機会に来たいものです。
シャワーを浴びて着替えたら、コンドイビーチのすぐ南側にある皆治浜(カイジ浜)へ向かいます。別名星砂浜と言うらしく、星型の砂があるらしいです。最初星型の「石」だと思っていて、辺りを見回して何もないじゃないかと思っていたのですが、そばで座り込んで砂を掘り返している人を見て、ああっ、「砂」だからとても小さいのか!と気がつきました。(笑)
ここで私も座り込んで探してみること数分、それらしきものを見つけました。分かるでしょうか。綺麗な星型をしたものは一つしかありませんが、それに似たようなものもいくつかあります。写真では石の上に載せているので分かりやすいですが、実際は白い砂浜の中に埋もれているので見つけるのは結構大変です。でも見つけた時は、ちょっと嬉しい気持ちになります。(笑)この星砂、正体は海藻などについているホシズナという有孔虫の遺骸らしいです。綺麗な虫なんですね〜。
カイジ浜を後にすると、再び集落の中を通って帰路へつきます。途中ハイビスカスが咲いていました。南国ですね〜。
この頃になるとまた空が晴れ、南国情緒が一気に強くなります。この瞬間、なんでビーチにいるときだけ曇っているのだろう、と悔しい思いでいっぱいになりました。(笑)
その後、船の時間まで見晴らし台から集落を一望し、石垣島へと帰りました。沖縄でどうしても飲みたかったフレッシュジューズを飲み、帰りがけにテイクアウトのベーグル、コロッケ、フライドポテト、コーヒーなんかを買い、ホテルでいただきました。
こうして5日目が終了。ここまで本当にあっという間でした。
6日目。最終日はホテルをチェックアウトした後、バス停まで歩いてそこから路線バスで新石垣空港へ。空港でお土産類を物色し、心惜しくも石垣島にお別れをします。数日しかいなかったのに、こんなに寂しい気持ちになるとは思いませんでした。もっと長くいれたらいいのになと心から思います。
那覇経由便だったので、那覇空港で昼食をとり、羽田空港には16時前に帰還しました。
出だしから台風との戦いで、一部予定キャンセルもありましたが、無事に南国の旅を終えることが出来ました。本当にあっという間の6日間でした。同時に日本最後の土地を踏むことも出来、本当に良かったなと思っています。それにしても慶良間と八重山は必ずどこかで行きたいと思います!いつかも決まっていませんが、今から楽しみで仕方なりません。(笑)沖縄は、そんな素敵な土地でした。
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